2021/04/14 01:34

不思議なもので、僕はブログを使い分けて自分の表現の場所をいくつか作っているように感じます。
こちらのサイトでは石屋のhassyとして記事を書いていくつもりでしたが、日記のように使っていきましょうかね。

さっき、涙を流してしまうほど嬉しいメッセージが届き何かに書き残したくなったのかもしれません。
4月13日の夜に返信のメッセージをくれたあなたです。

久々に大粒の涙を流しました。

さて、文章を書くとは僕にとってある意味何かのデトックス作用があります。
頭の中や心の中で聞こえる声を、文字として可視化できるようにすることはヒーリング的作用なのかもしれません。

時には好きな音楽をかけながら。
時には外からの雨音を聞きながら。

そのブログにあったテイストと、その時の気分の文章を書きたくなるのです。




では、僕がグアテマラで仲の良かった女の子の話でも今日はしましょう。そんな気分なんです。
女の子といっても、僕と近い歳だったと思います。

Isis(イシス)

グアテマラの旅の途中で一緒に遊んだメキシコからやってきた旅人。
小さな背の割にハスキーボイスがよく似合う、とてもお茶目な女性でした。

僕たちは旅人が集まる宿で気がつくと毎日遊ぶようになっていました。

英語がほとんど話すことのできなかった彼女は、僕と石を編みながら簡単な英語を勉強し、
僕が教えた日本語の挨拶で毎朝、頰にチークキス(頰と頰を合わすキス)をしてきました。

彼女のおかげで僕自身のスペイン語も上達し、その後のメキシコでの生活は充実したものとなりました。
今でも大好きな旅人の一人です。

そんなIsisは自身のSNSで時より素敵なメッセージをくれます。


「あなたは自由です。誰よりも自由です。あなたの豊かさは全てあなたの心にある」



出会い

2019年の年越しだったでしょうか。

グアテマラのアティトラン湖には世界各国から集まってきた旅人が、
2020年のニューイヤーを迎えようと、どこからともなくこの湖の周りの町に集まってきました。

僕が泊まっていた宿でも多くの旅人が集まり、それぞれが自由なスタイルで時間を過ごしていました。

そんな宿で出会ったIsis

朝になるとどこからか現れ、夜になると暗闇のどこかへ消える。
そんな記憶だったと思います。

僕が好きなタイプの旅人でした。
タバコが似合うイカした女の旅人。

朝、湖の辺りでヨガをやりながら一日を始めるIsis
その横で僕は毎朝アティトラン湖に昇る朝日を浴びながら瞑想をやっていました。

グアテマラのアティトラン湖は中米でも多くのヨガマスターが集まる場所で、
様々な特殊スキルを持った旅人が集まる場所でもありました。

どこかから来た旅人がジャンベを叩けば、ある旅人はファイヤーダンスで舞い踊る。
長い旅の途中の旅人は本を読み、旅人同士は水辺でキスをする。

旅人が宿の料理を作り、旅人がやってきては新たな旅人がどこかへ旅に出る。
どこからともなくやってくる野良犬は家族となり一緒に生活を共にする。

そんな日々を懐かしく感じることがあるのは、未だに旅を続けているIsisを見るからです。
そして彼女は日々メッセージをくれます。


「あなたの直感を否定してはいけない。必ず後悔することになるわよ」

旅をする人とは見えない誰かに何かを伝えるために旅をするものなのではないでしょうか。
決して誰かの旅に無駄なメッセージは含まれていないものです。


石編み

Isisも石を編む女性でした。
旅をしながら石を編み、踊り、旅の話をする。

そんな日々を過ごしていたと思います。
彼女と遊んでいた日々はとても楽しいものでした。

旅人には旅人の世界があります。

時には次元を超えた旅人に出会うこともあるでしょう。
時には時空を超えた旅を経験することもあるでしょう。
それは自ら経験して尚、見つけれるものかもしれません。

石を編みながらIsisの笑い声が時より聞こえることがあります。
ハスキーボイスのお茶目な声が。

メキシコ南部の生まれだったと思います。
多くの旅人がくれたメッセージを僕は自分のエッセンスとして自分の人生に加えています。

そしてそんな旅人のメッセージを僕は誰かに伝えます。

「唯一不動なものは人生は変化するということよ。その変化を恐れてはいけないわ」

旅と人生は常に変化し続けるものなのです。


出会う人


長い旅で数え切れないくらいの旅人とすれ違ってきました。
そんな中でも、思い出に残る旅人も数多くいます。

そして今、僕自身と出会い新しい関係を築くということは互いにとって意味のある存在であるからです。
僕にとってあなたとの出会いは、決して小さな出会いではありません。

人は一人では学べず、人は誰かに出会うことによって自分の存在価値を作り上げる。
そしてその価値はまた誰かの為に。

そんな日記を書きたくなったのかもしれません。
4月13日の夜にメッセージをくれたあなた。そう、あなたです。

本当にありがとう。

また会える日を楽しみにしています。

hassy